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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、書は文章や絵画よりもずっと生々しく具体的に象形化する、、、

下図、「逸」の造形、拓と肉筆の印刷本、その上に立体象書
・・・書は文章や絵画よりもずっと生々しく具体的に象形化する・・・
・右‐拓‐東晋‐王羲之(303?~361)‐「逸」字
・左‐肉筆‐江戸末期‐貫名菘翁(1778~1863)‐「逸」字
・立体象書‐「逸」字‐上面

p.260.261、 ‐書境の開拓‐
、、、「王羲之(おうぎし)の書には明るさがない」と道人は言った。はたして明るさがないかどうかは別として、中国の書道は唐宋において完成した。完成することによって、形式化、固定化へ向かう始まりとなる。元、明以降になると、文人、書家、僧侶の現実からの韜晦(とうかい)にともなう晦渋性が目立つ。同時に書の幽暗微妙な芸術的気分を極度に求めるようになる。書は文章や絵画よりもずっと生々しく具体的に象形化する。日本においても平安、鎌倉以降の書には、晦渋性が目立つ。前後関係からようやく推定できるような字のくずし、専門家、好事家のみに嘆賞される字体の造型などは独善的となる
、、、 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄・発行所 恒文社
-「墨線」を-できないことではあるけれども切ればその断面は丸い、という道人-

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