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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

、、、書ばかりではない畫でも彫刻でも詩でも文でも皆同樣であらねばならぬ、、、

移転後の荷物をまた移転する始末、移転には勢が最も必要である???

、、、昭和十三年發行 天来翁書話、、、.277
中風症と藝術的書道
學者も讀め政法家も讀め愛國の士は必ず讀め

昨日のつづき、、、書には勢が最も必要である。只困ることは勢は出せば出す程、習慣が付き易いことである、長い間同じ勢ひを繰返すと、其れが遂に調子となり習氣となり俗氣となるのである。書家でも習字敎員でも書記でも詩人でも文章家でも、字を書くことは比較的多いのであるから、大いに上手になり相な筈であるにも拘はらず、或る點まで進むと必らず限られる處のあるのは皆此の習氣の爲に侵かされて進歩どころか却て俗氣を生ずるのである。俗氣を生ずる割合は、自己流の文字を多く書くほど、其の器の小なる處に止まるのである。書ばかりではない畫でも彫刻でも詩でも文でも皆同樣であらねばならぬ、
という(大正十年の比田井天来)、つづく

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