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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、現象を、人間は人類の出発いらいみつけてきておるのであります。

―魚―
下図、p.100 ‐中国古代漢字学の第一歩 凱風社 1990年発行-
・付図5 族氏銘 象・魚・馬「金文編」(中華書局)、
 ―これらの短い銘文中の族氏に用いられた文字には、いつも非常に具象的に書いたものがある。例えば、「象」字は立ち上がった象の形そのものに象って、長い鼻をもちあげている。また「魚」字のうろこやひれ、「馬」字の尾やたてがみなど、すべてはっきりと表現されている(付図5)しかし、これらはただ族氏を際立たせるために書かれた一種の「装飾文字」にほかならず、決して原始的な象形文字などではないし、「絵文字」として理解してもいけない。
なお説明しておく必要があるが、このような短い簡略な形式の銘文は、商代に特有のものではないのである。過去に、羅振玉の「殷文存」や王辰の「続殷文存」では、それを商代の器物の標準としたけれども、妥当ではない。現在から見ると、このような形式の銘文は西周の前期にも流行しており、中には春秋時代初めの例さえもみられる。―とある、
 
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―現代書教育論― (全日本書道教育研究会全国大会における講演)
p.288、昨日のつづき
、、、というようなわけで、さまざまに違った場所にしかも同じ美しさという言葉で呼んでもよろしいような現象を、人間は人類の出発いらいみつけてきておるのであります。そしてそのそれぞれの場所に見いだされた美しさというもの、そういうものを自分だけのもの、自分の目だけが見えているものにしておかなくって、他人の目にも見えるようにする。自分の耳にだけ聞こえるものにしておかなくて、ほかのすべての人間の耳にも聞こえるものにする、というようなことから美術が生まれたり音楽が生まれたりしてきたのであります。・・・という (1956年・井島勉氏)、 ・・・現象を、人類の出発以来・・・

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