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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、筆意を解明すると「立体象書」にいたる、、、

・墨卜會書展はあと二日、今日11/7は11時~20時、最終日11/8は18時までです、
‐ ポーラ銀座ビル3階 ‐「ポーラミュージアム アネックス」‐
会場内、山中長一郎さんのやや右側面からの「立体象書作品」と書作品の「風」

・・・山中長一郎さんの「立体象書作品」・タイトル「山桜散る」・「風」字、空海から最澄への書状を「風信帖」という、その書き出し(風信雲書、、、)の「風」字である。この「風」を山中さんは、自らの手で「摑み出し」、「自立」させたのである。始筆の瞬間に、無限にある墨線の方向をまず考える。それが、正面・側面・上面をともなう角度の決断であり、自らが行なう筆意の造形なのである。力強く律動する「風」字の正面と側面を、また上面にも筆意という3次元の表現を、大らかに両手で空間に墨線表現を試みたのである。これは弘法大師との対話でもあり、対峙でもある。まさに時空を超えた、本物の「臨書(りんしょ)」というべきものなのである。入筆である縦線から筆順を追いながら、終筆までをグルリと足を移動しながら虚と実の造形を観照してください。ますます偉大な空海の「風」字の藝術性に、山中さんの摑み出した3次元で表現する書の世界に、おもわず感動してしまうことでしょう。・・・ 

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