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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、近年は印刷術が進歩した爲に古人も見ることの出來ない研究書を安價に手に入れることが出來るから、書を學ぶには實に黄金時代とも稱すべき時である、、、

―「魚」字― 
・「銀雀山漢簡文字編」 駢宇騫 編著 文物出版社
  2001年7月第1版 2001年7月第1次印刷

・p.358 銀雀山漢簡文字編 巻十一 「魚」字、

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
 ‐人物本位の賞觀的揮毫物が藝術的書道に及ぼせる影響(下)‐
.310.311、
 、、、近年は印刷術が進歩した爲に古人も見ることの出來ない研究書を安價に手に入れることが出來るから、書を學ぶには實に黄金時代とも稱すべき時である。吾輩は書を學ぶ人に皆藝術書を學ぶことは勸めないが實用を主とするにしても、低級の手本では興味が出て來ないから、學ぶことが嫌になる、成るべく高尚なものを選擇することが肝要である。概して趣味のない人間は堕落し易いから、若い内に高尚な藝術趣味を覺ゆることは、至極結構であるが、書の趣味は深く之を味ふと、他の道樂と同じやうに、一寸の日間があると書を學びたくなつて、他の必要なる學科を怠る麌れがあるから、若い者は中位にして止めるのが好い。 、、、(大正十二年) 藝術・書を語る天来先生。

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