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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、藝術書を學ぶ最後の目的は、筆墨を假りて自己の性靈を發露するにあることは勿論であるが、大なる興味は之を學ぶ間にある、、、

―「魚」― 
・徳川美術館蔵「古墨」
 平成3年10月28日初版発行
 [監修](財)徳川黎明会徳川美術館・しこうしゃ[発行]

 ・p.49、 56‐彩墨 ‐(双魚)、
 目録‐p.350‐(双魚)‐縦4.1 横2.6 厚0.5 重3‐

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
 ‐人物本位の賞觀的揮毫物が藝術的書道に及ぼせる影響(下)‐
.311、
 、、、 然らば大に勉強して書家になつたら如何と云へば、書家と云ふ営業は今後立派に立つて行くか何うか、其れは頗る疑問である。又昔から書家になる積りで勉強して大家になつた人は餘り多くはあるまい。止めたくとも止められないから、一生涯趣味生活の人となり、外に能のない人が止むを得ず書家を営業にするやうになつたのである。藝術書を學ぶ最後の目的は、筆墨を假りて自己の性靈を發露するにあることは勿論であるが、大なる興味は之を學ぶ間にある。恰も彼の詩人或は文人が、廣く古人の詩文を讀む間に幾多の興味があつて、知らず識らず自己の學力と見識とが向上し、詩人又は文人となるのと同樣である 、、、(大正十二年) 藝術・書を語る天来先生。

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