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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、道人の詩心を育み、放浪吟唱の美の世界を学問的研究対象とすることは、かなり苦痛をともなうことである、、、

‐第4回‐立体象書研究会展‐「魄」たましひの造形‐9/13~9/21‐
下図、‐作品「魄」たましひに光を投射、そして生まれる影、
   ・3次元・2次元・「有」と「無」の存在、‐その⑧‐
・・・その歌に厚みを増したことは否定できない・・・

p.415、 ‐ 『寒燈集』の上梓とその意義 ‐
、、、
奈良は道人の主観の中でその美は醸成されていったが、奈良に没入する契機は少なくとも四つあったといえる。、、、第三には、放浪と詩の世界からこの奈良の美術を歴史的に研究しようとする、いわゆる学問の世界の道をここに求めたことである。道人の詩心を育み、放浪吟唱の美の世界を学問的研究対象とすることは、かなり苦痛をともなうことである。できるならば、詩歌は詩歌として、そのままに温め、学問的世界とは別に持ちたいと願うのが人情である。しかし道人は敢然として学問的研究、美術史の考証にはいってゆく。結果的に見るとこのことは、その歌に厚みを増したことは否定できない。、、、
 ‐  「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 


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