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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

、、、面白味も何んにも無い、、、旨味も何も無いのである、、、

―魚― 
p.136-圖版128-戰國初期青銅器及其紋様- (2圖)
(1)魚獸紋盤・原器徑35
厘米。
(2)-(4)爲(1)的内底・内底之魚紋和耳部圖案。
 、、、以上均爲1984年河北靈壽縣西忿頭村出土。
  ‐中國圖案大系‐第三巻-春秋戦國-張道一 主編‐美工圖書社‐
 ‐圖版目録、圖版128 戰國初期青銅器及其紋様(魚紋等八種)・・・136-

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
 
 (四)書の形質及び性情 上 p.226.227、つづき
、、、書譜一篇 中の名言、、、―草不兼眞殆於專謹。眞不通草殊非翰札。眞以點畫爲形質。使轉爲性情。草以點畫爲性情。使轉爲形質。―此の意義は草書を書く場合に、曲線のみを蜒々と連綿させて少しも楷書の點畫を其中に加へないのは、草書の體としては寧ろ純粹の筆で雜り氣が無いから、廻廻して居て亂暴のやうで嫌な者であるが、草書として見れば却つて謹んだ道理になる、之では餘りに單調で專謹に失し繩の紛糾かつたのを見るやうで、面白味も何んにも無い。又楷書を書く場合には點畫の中に、草書のやうな曲りのある筆を加へなければ無意味になつて、旨味も何も無いのである。して見れば斯の如き書は讀むだけの用を辨ずるには十分であるが、筆墨の味を具備した、鑑賞に價する書と云ふことは出來ぬのである
、、、つづく(己 未年・1919年)、・・・藝術「書」を綴る天来先生・・・ ことし2015年、干支は(乙未)、96年前の(未・ひつじ)年、

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