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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

、、趣味の少い手本を學校で採用するから、生徒が漢字に對して趣味を持たない、、

下図、
第3回立体象書研究会展(9/15~9/27)、いよいよ明日から開催、
香美市土佐山田町西本町2-2-20・コミュニティベーステラムラ2階
「こころの森」、
文房四宝・原拓展示、会場入り口より写す、
―筆意の空間造形、線、線、線、そして出来上がる書の空間―

、、、昭和十三年發行 天来翁書話、、、.284
中風症と藝術的書道
學者も讀め政法家も讀め愛國の士は必ず讀め

昨日のつづき、、、造物者は人間其他一切の動物には、必要に應じて本能的に食慾を起させ、滋養分には味を持たせて、
人間其他一切の動物が種切れにならぬ樣に實に用意周到な者である。漢字は西洋字と違ふて字數が多いから趣味が無ければ之れを學ぶことが嫌になる。そこで天工人其れに代ると云ふ樣な譯で、自然に漢字には趣味と云ふものが生れて來たのである。故に漢字を敎ふる場合には趣味と云ふことを無視することは出來ぬのである。趣味の少い手本を學校で採用するから、生徒が漢字に對して趣味を持たないことになる。勢ひ漢字までも惡影響を及ぼして、遂に假名にするとか、羅馬字にするとか云ふ樣な議論も出てくるのである。故に漢字を敎ふるには、實用だからと云ふて趣味を無視することは出來ぬのである、、という(大正十年の比田井天来)、つづく

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