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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

そうしたことを日本人があまり知らなすぎると思う。

―魚―
下図、
「愙齋集古録」 ・ 第十冊 ・ 二 ・ 涵芬樓影印
‐ [伯魚敦] ‐ 
拓図版右に、
伯魚敦(たい)・蓋(ガイ‐ふた)、隷書四文字がある。

・・・かくさいしゅうころく『
愙齋集古録』 十四巻 ‐ 清の呉大澂撰、所集の金文拓本を編輯したもので、商周十一巻・秦漢各一巻・漢以後一巻・全十四巻二六冊より成り、すべて一一四四器、甄別精覈し、詳しく考釈を加えている。民国七年(1918)上海商務印書館涵芬樓(カンフンロウ)景印。一九年三版本はその子訥子(トツシ)が釈文ヨウ稿』二冊を付け二六巻としたものである。なお鮑鼎撰愙齋集古録校勘記』二巻がある。・・・中国書道辞典 中西慶爾編 木耳社 p.109、

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―書をさしはさんでの東西の交流― (ヨーロッパ旅行の一コマ)
p.283、昨日のつづき
、、、私が経験してきたところによると、戦後、日本のものが外国にいろいろ紹介されてはいるけれども、「墨美」の反響は最も特筆すべきもののように思われた。それはたんに感覚的な好奇心に訴えた興味ではなく、海の向こうの人びと自身の魂をゆり動かすていの共鳴なんだ。そのような「墨美」の功績は非常に大きい。よくここまでやってきたと思う。そういうものに目をつけた西洋の彼らも偉いが、辛抱してここまで守ってきた人びとの功績はなおさら大きい。日本ではまだその功績をあまり認めていないようにも見受けるが、しかしその労を報いるだけのことは、もう世界の人びとがやっている。以て瞑すべしという思いがした。そうしたことを日本人があまり知らなすぎると思う。
・・・という (1956年・井島勉氏)、 ・・・魂、、、共鳴・・・

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