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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

そして、そのことについては、周囲の教師たちも、一半の責任を課せられるべきである。

―魚―
下図、大系世界の美術 第4巻・古代地中海美術(1981年/第7刷発行)・学研、
p.42、「飛魚」・前16‐前15世紀・壁画断片・(メロス島)出土・アテネ 国立考古博物館
p.85・・・技法も表現様式も、きわめてクレタ風であり、第1宮殿期のクレタの画家の手になるものと想像されるクノッソス宮殿址から、この壁画にみられるものとほとんど同形の、飛魚(とびうお)をあらわした軟陶板が発見されていることも、この想像を裏書きする。・・・描線は、自由にのびのびと引かれ、波間に銀鱗をひらめかせて飛びかう魚の姿態をみごとにとらえている・・・(友部直)

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社、
―書家と書教師の問題― p.250、昨日のつづき
、、、私は作家が教師であることを、けっして排斥するつもりはない。ただまちがった作家意識の正体を吟味したいと思っただけである。そして、そのことについては、周囲の教師たちも、一半の責任を課せられるべきである。彼らは、古い時代の民衆がみずからを芸術に関して無知無能と観、いたずらに手をこまねいて特権的な世界を羨望するにとどまったように、芸術教育に関する問題をただ芸術科教師に譲り渡して、進んでみずから芸術を解そうとしない。その教師が作家的経歴でも有しているとなると、むしろ敬遠して近づこうとしないのが常である。、、、(1956年・井島勉氏)、つづく

古い時代の民衆が・・・現代人は・・・という(1956年)、紀元前‐「飛魚」の躍動感・・・

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