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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

進んで芸術に参じ、芸術を解そうとしない人びとは、実は現代人の名に値いしない。

―魚―
下図、「蓁漢魏晋篆隷字形表」 四川辞書出版社 一九八五年・成都
巻一一・二九 p.八二九 「魚」字の頁、下段‐曹全碑「魚」字の隷書‐が見える。
‐曹全碑(そうぜんのひ)‐
「定本 書道全集」・河出書房・昭和三十年發行‐p.183に、
後漢の靈帝の中平二年(185)に建てられ、明の萬暦年間に出土したもので・・・古來禮器碑と並び稱されて多くの人に習われたが、書風は典雅優麗で、秀潤な味を持っている。字體の巧みな構成は洗煉とともに驚くべきもので、さらに着目すべきは、上品さと氣骨を内に藏していることで、これらから推測して、教養の高い書をよくした人の手になったものであろうことは、想像される・・・(上田桑鳩)とある、

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社、
―書家と書教師の問題― p.250.251、昨日のつづき
、、、よき協力者が得られない芸術科の教師は、ますます教育の場から遊離してその独善を一段と狭められるほかはなくなる。芸術が特技であり、一部特権階級の遊戯であったのは、すでに過去の時代である。前にも強調したように、進んで芸術に参じ、芸術を解そうとしない人びとは、実は現代人の名に値いしない。真の現代的美意識と優れた現代芸術の様相が、かく訓(おし)えるのである。私はこのことをすべての教育者に訴えたいと思う。、、、(1956年・井島勉氏)、つづく

上述、後漢「曹全碑」の筆者・・・書風は典雅優麗で、秀潤・・・上品さと氣骨を内に・・・教養の高い・・・制作主体のはたらきに・・・(185年現在)・・・

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