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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

どのような点に自分たちが期待されているか、どこに興味をもたれているかということ、

―魚―
下図、
「殷周金文集成釋文」・第二巻 ‐ p.162 ‐ 拓図版、
  ‐ 「(犭+京)犬魚父乙 ‐ 字數:六 ‐ 時代:殷 ‐現藏:故宮博物院 ‐
青銅器銘文檢索 ‐ 0755‐京犬犬魚父乙鼎 ‐ [京犬犬魚]父乙
→ 金文總集 ‐ p.297 ‐0755‐[(3図)魚父乙] ‐ 拓図版
 
この拓図版の「犬・犬」、・・・[
字形]‐犬の象形である。今の「犬」字は「大」に似てまったく原形象からはなれている。 字音]‐「苦泫切」(ケン)である。この音の由来は、説文が明らかに言っている。「狗(く)の懸蹏(けんてい)(蹄)ある者なり」と言うはそれである。 徐灝は 犬は猟犬の通名なり、小なるもの之を狗と謂ふ、鄭仲師の周礼の小宗伯注に云ふ、司寇、犬を主(つかさど)ると。蓋し犬は猟に用ふ、故に司寇焉(これ)を主る(段注箋) と言うごとく、犬とは猟犬であり、それは蹄の一つが地に着かず脚に懸っている。この蹄の・懸音から名を得たのである。 「字義」‐猟犬である。また通名として「狗」というのは、吠声から来ている。漢字の起源 加藤常賢 角川書店 p.371、・・・



昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―書をさしはさんでの東西の交流― (ヨーロッパ旅行の一コマ)
p.282、昨日のつづき
、、、とにかく、日本の書家の仕事というものが、西洋の相当な芸術家たちに反響を呼んでいるということは、たしかな事実だ。これは一日本人としても愉快である。だから「墨美」の仕事、あるいは「墨美」的な仕事に理解をもつ書家たちは、どのような点に自分たちが期待されているか、どこに興味をもたれているかということ―それは何も外国人向きの仕事という意味でなくて、自分自身がやむにやまれない芸術上の要求というものが、たまたま外国人にアッピールしているんだが―
・・・という (1956年・井島勉氏)、 ・・・書家の仕事・・・

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