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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

むしろ、沈黙のうちに、、、適当に考慮された言葉による指導によって、

第二回立体象書研究会展―書の心、心の中のこころ― (9/16~9/28)の作品、
青山千秋作、群青色、「書院」・「院」・空海、風信帖

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社 昨日のつづき、
―鑑賞の指導について― p.217、
、、、むしろ、沈黙のうちに、各人の鑑賞体験に沈潜させることの方が、鑑賞指導一層重要な生命であるということもできよう。けれども、相手は、あらゆる意味において、分別の未だなるこどもたちである。黙ってその鑑賞的な態度に任せておくとすれば、果たしてどの程度に正しい鑑賞体験の態度を、貫き得るかは疑問である。彼らが、あくまでも正しい芸術鑑賞の態度を堅持するために、換言すれば、誤って鑑賞以外の態度にふけったりすることを防ぐために、適当に考慮された言葉による指導によって、こどもたちの鑑賞体験の態度が、保たれることを心がくべきである。、、、という、心がくべき、考慮された言葉とは、(1956年の井島勉)氏、つづく、、、

2013年の現在の書展、、、50年前の (井島勉)氏ならこうだろう、、、自己の生命的自覚を賭ける作品に対しての、審査をする「書道展」、、、はたして、独創的であり創造的であることを、我 を忘 れて見入るということを、君はできているのだろうか、、、対象の美が作品であることを、、、鑑賞で重要なことは、「ほんとうに書がわかる」ということを、、、 もう、書と組織の拡大とを一緒にして考えるという次元は過ぎてしまった過去だということを、、、それは、多分の危険を犯す可能性をはらむものというべきで ある、と、、、

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