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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

人生を見る目もおのずから狭く卑近になりがちである。

―魚―
下図、「中國肖形印大全」・山西古籍出版社・1995年太原第1次印刷
p.368.369、‐龍魚龜蟲類‐両頁、肖形印の「魚」印・・・

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社、
―書家と書教師の問題― p.251.252、昨日のつづき
、、、教師は、責任のみ重く、むくいられること乏しく常に多忙である。ひろびろと豊かに生きる翼をくくられて、冷厳に規矩づけられやすいことから、人生を見る目もおのずから狭く卑近になりがちである。芸術教育をさえも、性急に設定せられた手近の実用目的に直結したり、権力者や権威者の誤まった指令や画一的な指示にそのまま盲従せしめたりしながら、折角の芸術的良識を犠牲に供したりもする。その結果、芸術は芸術であるときに最も深く人生に奉仕するように、芸術教育は芸術の教育であるときに最も有効に人間教育に貢献することを忘れてしまうこととなる。・・・(1956年・井島勉氏)、つづく


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