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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

古典の「筆意」を自らの手で摑み出す三次元!

立体象書研究会の臨書は、古典の筆意という書の最も純粋なものを、いままでの書道史に考えられなかった象(かたち)・三次元で表現したものなのであります。下図は、立体象書「到」字の「刀りっとう」部分をななめ上面から写したものと、その右下に見える臨書三文字(小野道風、玉泉帖)。
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昨日のつづき、、、
「書の美学と書教育」昭和三十一年 初版 井島勉 ・墨美者

あらかじめ心得べきもの p.158
 昨日の③に、、、だから、書を構成する諸要素を分析するだけではなく、それらを、一つの統一的な独自の書の世界として構成するものは何か、ということを考えておく必要がある。、、、とあり、
 
 ④前項の準備が、不足なために、書教育の独自性が、要素的に書の中に含まれているものに関連ある他教科から、不当に脅かされたり押しゆがめられたりする危険が多い。たとえば、習字が国語科に隷属している現状は、本質的におかしなものであるけれども、仮に、それを便宜上の制度として許すとしても、国語教育の方法が、そのまま書教育の方法を規定することにでもなれば、書教育の生命は、まったく失われることとならねばならない。 、、、とつづけている。

独自の書の世界として構成するもの!書教育の生命!とは何か?なのであります!!!

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