忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

古典の筆意を摑み出した象(かたち)が三次元の立体象書

下図、ただいま制作中の作品タイトル「HOPE」の、最終劃に映る影とさかさまの状態の象(かたち)。
422.JPG

「書の美学と書教育」昭和三十一年 初版 井島勉 ・墨美社、より

⑤には、、、芸術の本質をわきまえもせず、芸術家の気魄を養なおうともせず、、、とある。
つづけよう、、、
-あらかじめ心得べきことども-p.159に、
 ⑥新らしい世界観や教育理念との葛藤。―歴史はわれわれに重大な転換を課した。ふるい世界に育てられ、ふるい教育に支えられた書が、新らしい時代に即応するためには、相当の困難を覚悟せねばならぬであろう。封建的な秩序の上に組み立てられた世界と、神聖な鉄則への隷従を強要した教育に育成されてきた書が、真に解放された人間性を地盤としてあらたによみがえらねばならぬのである。ふるい芸術は、そのまま新しい世界人の共感をよばぬであろうし、新しい教育理念は、ふるい書道教育をそのまま受け容れないであろう。世界観的にも芸術観的にも、更に教育観的にも、よほどの飛躍が期待されるのである。
 以上のごとき事情が、書教育の足もとに横たわっている。これを踏み越えなければ、一歩も前進できないのである。
、、、と井島氏は、第二部 書教育の根本問題 1、あらかじめ心得べきことども 、、、を、しめくくる。

世界観的、芸術観的、更に教育観的にも、よほどの飛躍が期待される!!!という昭和三十一年(1956年)は、半世紀をすでに経てしまった!!!
ふるい世界に育てられ、ふるい教育に支えられた書などは、20世紀の遺物そのものなのであろう!!!
いま21世紀!21世紀には21世紀にふさわしい書があるはずだ!!!!
立体象書研究会・可比丹(カピタン)は、訴えよう!!!
21世紀の書の力強さを!素晴らしさを!叫んでいる!!!

Copyright (C) 2009-2013 立体象書研究会 All Rights Reserved. 無断での盗用,転載など類似の行為を禁じます。使用等に関しては,必ず連絡ください



 

拍手[6回]

PR