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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

必ずなんらかの拘束、なんらかの不自由をまぬがれないものだということは、

立体象書研究会事務局(練馬)
事務局に陳列している「立体象書作品」の一部、
左手前の作品「海」(重量約40㎏)を左側面から写す・・・
・・・平面から掴み出した「作品」には、「正面」「側面」「上面」がある。「正面」から光をあてると背後の壁面には約束された「文字」が浮かぶ・・・
 
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―現代書教育論― (全日本書道教育研究会全国大会における講演)
p.291.292、先日のつづき
、、、たとえば二三本ビールをひっかけてご機嫌がよろしいという状態を考えてみましょう。何だかわが世の春でありますね。明日授業があるということも忘れて余は満足だとうぬぼれたりします。あるいは少々知能指数が低いために物事の真実が考えられないという、そういう状態の場合だって、何だか自分は自由に自分を生かしているかのような錯覚をもつものです。しかし考えてみますとこれらの場合、それは人間が真に人間自身である状態でなくなった状態でありますから、そういう状態においていかに人間の自由がうぬぼれられようとも、それは錯覚にすぎない、というようなわけで、日常生活的に生きる人間の状態というものが、必ずなんらかの拘束、なんらかの不自由をまぬがれないものだということは、これはまず疑う余地がないのであります。・・・という (1956年・井島勉氏)、つづく

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