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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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書といふものは面白いのであります。

昭和十三年發行の「天来翁書話」、
‐臨書第一期‐
、、、古人の筆意を玩味すると甘いのも辛いのも苦い酸つぱいも自由自在の味はひがある、後世の者のやうに決して一調子ではない。
、、、要するに臨書をするのは御馳走を食ふやうな者で自分の書をかくのは料理をするやうな者だ、故に責任のない反古紙へ臨書して居るのが一番面白いのである
書學者が臨書の面白味を痛切に感じないのは書に筆意といふものゝあることが解からない爲である、只手本の字を無意味に眞似てばかり居るのであるから詰まらないのも無理はないのである。併し二三年間の辛抱で追々學力が進んで來ると、千年も二千年も前の人と相撲も取れるし王羲之でも王獻之でも自分の力次第で生捕って來て己の助手となし其の筆意を我物にして運用することも出來る。臨書は己を枉げず手本を枉げず渾然一致然も能く主權を自己に握つて居る者が最上で、、、(大正十一年)
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