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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

立体象書研究会書法研究、徳島・菘翁と鳴鶴

可比丹(カピタン)の当時(昭和45年)の臨書研究課題だった、菘翁の臨書「鄭審則」
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ていしんそく [鄭・審則] (唐)
滎陽ケイヨウの人、貞元年間に明州刺史に官した。書名はないが、書法に長じた。わが最澄の「越州録」に跋した行書十九行は筆力沈着秀勁で、唐人の真蹟の確実なものとして古くから重んじられている。延暦寺蔵。―中国書道辞典・中西慶爾編・木耳社より―

鳴鶴先生叢話の続き、、、
―多聞多見多作―
好きこそ物の上手とか、下手の横好きとか云うが、吾輩の書學研究の動機は、第一好きであったといふ一語に盡きる、次いで貫名菘翁の名言に啓發され、更に一六、雪柯などいふ友人の琢磨を受け、最後に楊守敬と親交を結ぶに至って、心眼一時に洞開したやうな氣持になった、禪などでいふ、大悟徹底の境涯は、矢張這般の消息をいふのではなからうかと思う、殊に禪宗の悟後の修行といふ事を八ケ間敷いふが、其の後吾輩は支那に遊んで、當時雷名天下に鳴り響いた、兪曲園、楊見山、呉大澂などいふ大學者と親交を重ねるに及んで、益々信念の鞏固となるを覺えた、、、

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