忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

立体象書研究会書法研究、徳島・菘翁と鳴鶴

続き、、、当時(昭和45年)私が手にしていた
「昭和四十年九月発行・コロタイプ精印・菘翁書帖・定価金四百五十円也・清雅堂」
657e3b7f.jpeg













、、、又光明皇后の御書、及當時の古寫經などにも、往々正統の古法を窺うことが出來る、恁かる眞蹟を熟覧玩味し、加ふるに原碑と照應融化して學べば、學者必ず誤ること尠く益を得ることが多いであろう、と云うのが先生(菘翁)の断案である、吾輩(鳴鶴)は不幸にして先生の生前一囘も相逢ふの機會がなかったが、先生歿後其の門下の越智仙心(おちせんしん)と云う醫者から、其の話と云うのを聞いて、心底から先生の名説に服した、そこで直ちに其の方法で研究に着手したが、自分の口から言ふのは可笑しいほど長足の進境を見た、吾輩の今日ある、蓋し貫名先生の一言に負う所が多い、其の後矢張先生の門下に當たる、松田雪柯と交はるに及んで、雪柯からも先生の意見として、之れと同じやうな話を聞いたことがある。
鳴鶴先生つづく、、、

 Copyright (C) 2009-2012 立体象書研究会 All Rights Reserved. 無断での盗用,転載など類似の行為を禁じます。使用等に関しては,必ず連絡ください

拍手[5回]

PR