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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

立体象書研究会書法研究、徳島・菘翁と鳴鶴

昭和十二年七月七日再販發行・菘翁大字心經上下二冊
定價金拾圓也 發行所 晩翠軒
題簽「菘翁大字心経 天来道人題」
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鳴鶴先生叢話より、、、―海屋の大字心經―
吾輩一と年北越に漫遊して歸って見れば、阿波の德島の仁木某といふ知人が待ち受けて居った,此人の父は貫名海屋の門人であった、父は歿して子の代となって、家政上都合で其遺物を典賣した、そして海屋の作品數點を東京に携へ來って、我輩を尋ねたそうだが、出游中で止むなく人の好みによって分賣した内に、大字の心經があって、これは子爵河田景興氏に譲ったとのことで、請うて一覧すれば頗る佳作である、、、ー此の如き氣力があるとは驚き入ったものである、菘翁の書は何時見ても、年を加へるに從って筆力が強くなって居る。

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