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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

立体象書研究会講習会、書の美学と書教育

可比丹(カピタン)の立体象書作品、金色「望」!時間・空間!視覚・触覚!
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昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社 
- 一般学校における芸術教育 - p.180つづき
 このような芸術教育は、ときには何ものかのための芸術教育、芸術教育を通して何ものかを求める教育、換言すれば、「芸術のための教育」ではなくして「芸術による教育」、「芸術を通しての教育」という意味を負わされやすい。われわれはこれを否定できないのみならず、芸術教育の重大な意義を考える上の一つの手がかりをそこに見いだすこともできるけれども、しかしこのことをただちに、芸術が芸術以外の目的に奉仕するという関係とみなしてはならない。むしろ芸術そのものの内部に、あるものへの関連を確認しようとする態度であらねばならぬ。あたかも、芸術はたしかに人生のための芸術なのであるが、そのことがそのまま芸術のための芸術であることを意味するのと事情が似ているのである。
- 芸術教育の困難さについて - に、つづく(1956年)、

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