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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

立体象書研究会講習会

立体象書研究会講習会です!

 ◎臨書とは紙面から筆意を自分の手で掴み出すこと      
 
 
  書美の造形を古典に求め、現在の表現を研究する。書美とは温故知新、古典の永い歴史に基づくものの探求である。また、書の造形美を決定するものは筆者の人格、つまり筆者の筆意にあるとされている。筆意を解明すれば立体象書(三次元)にいたるという筆意を三次元で考えるという方法は、私が考え出した新しい書の考え方であり今までにない方法である。

書写、書道教育での書の表現、古典にたいする書法は、紙面に筆で書かれた線表現という平面のみの表現、つまり二次元であるとされてきたようだ。私の立体象書(三次元)では、筆意は造形として空間で表現できるものであり、表現の基となる古典臨書は時空をこえた四次元であると考えている。この考え方は、紙面から筆意を自分の手で掴みだすという方法である。

掴みだした書の表現は正面はもちろん、側面、上面にも筆意が存在するという、書を視覚はもちろん触覚にも反応させるいままでにない書の象(かたち)を考える方法である。書が自立するという時間と空間の存在は、書のもっている、リズムとバランスであり書の造形そのものである。書は、視覚と触角の造形芸術でもあるとした私の研究は、立体象書研究会として始まっている。  
 
  ◎筆意を確認することが書を書くこと    
 
 
  書のもっとも純粋な部分は筆意であって、それを解明する象(かたち)が立体象書です。

これからの「書を書く」ことは、これからの書の新しい見方、考え方を、象(かたち)にすることです。自身で「書を書く」という、書の造形、筆意の面白さを考えることが立体象書のあり方だと考えています。    

墨、硯、紙、筆、書斎の吟味をすぐに必要とするのではなく、そのまえに文字の美、書の美の造形、筆意の確認をしよう!それが「空書」であり自身の指先の動きはじめる軌跡と変化を自身で確認する重要さなのです
空書(3次元)の象(かたち)は、書の必要とする新しい見方、新しく考える自身の造形であるというところに面白さがあります。

空書に必要なのは、いつ、どこでも、どのようにつかっても損ずることがないという目の前の空間、それと自身のリズム、バランスです。指先が自由に移動する変化の軌跡だけで充分なのです。自身の指先の軌跡「筆意」を、自身で確認することが書を書く始まりの第一歩なのです。

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頑張りましょう!!!二日間!!!

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