6月1・2日、立体象書研究会講習会報告、
9月の展示に向かっての作品!!!制作!!!
立体象書(3次元)研究会では、書の「筆意」ということを、造形として、また視覚として空間デザインとして、表現できるものであると考えています。また、書の表現の基となる書の線表現は、書の古典(書としての表現の歴史)として、、、そして、書の古典の臨書を考えるということとは、時空を超えて考える(4次元)筆者の筆意、つまり、古典に基づく立体象書の世界なのだと!!!
書を書くということを考えることとは、紙面に筆で文字をなぞることなどではないはずなのです、、、「書を書く」ことについて、井島勉氏の「書の美学と書教育」という、昭和三十一年の文をつづけています、、、
書は自立しなければならない、時間と空間、リズムとバランスがなくてはならない、書くこととは「筆意の造形」なのだ!と、考えている立体象書研究会なのであります!!!
下図、書の芸術性を研究している立体象書研究会会員の作品!!!
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―芸術教育の困難さについて―
芸術教育を困難ならしめる原因としては、さまざまな事情を指摘できるであろう。教師の無見識、幼少年の心理的特質、教育設備の貧困、家庭の無理解、反芸術的な社会通念など。けれどもこれらの事情は、程度の差こそあれ、すべての教科に多少ともつきまとっているのが現実であって、必ずしも芸術教育だけの問題ではない。ところが芸術の教育に限っては、その根源的な性格に起因する如上の困難が見のがせないのである。そこでまずこの問題を、いくらか詳しく注目することにしよう。
およそ芸術は、個人の自発的な独創を尊重する世界である、、、つづく(1956年)
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