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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、やがて、終ったとき、「そうだ、おまえのいう通りだったな」といって、、、

只今、「立体象書作品」制作中‐1000番終了!‐右上面より写す‐
・・・「書線」を切ることが出来ればその断面は丸い、と道人・・・
・・・切らずとも断面の丸い「書線」での造形がある・・・

p.319、 ‐真率‐
、、
、 道人は怒り一方だけではなかった。こういうことがある。教室で講義をしているとき、道人はふと、「わしの父が危篤だという報せを今受けとったが、わしは学問の方が大切だとおもうから、行かないのだ」と語った。すると、一人の学生が立ち上って、「親の死に目に遇わないような先生は嫌いです」と言った。「何をいうか、會津八一は、なんじら学生ごときの指示はうけん」と大喝し、そのまま講義をつづけた。やがて、終ったとき、「そうだ、おまえのいう通りだったな」といって、道人は、ただちに臨終の枕頭にかけつけた。、、、
 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄・発行所 恒文社


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