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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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しかし、真相は、鑑賞といえども、きわめて制作的であり、表現的なのである。

第2回立体象書研究会展ー書の心、心の中のこころー 9/16~9/28、
下図、可比丹(カピタン)作品、「むすび(産霊)」、「心」字、 顔真卿 祭姪文稿より、

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社 つづき、
―鑑賞の指導について― p.215より、
 鑑賞という事柄が、常識的に信じこまれているのとは反対に、はなはだ創造的なものであり、自発的なものであることについては、前回に考察を深めておいた。「制作」とか「表現」とかと呼ばれるものに対立して、「鑑賞」ということが考えられるときには、このことが特に忘れ去られてしまう傾きが強い。しかし、真相は、鑑賞といえども、きわめて制作的であり、表現的なのである。書教育における鑑賞の取扱いにおいても、常に、このことが留意せられねばならない。したがって仮に、書教育を、制作指導と鑑賞指導の二部門に分けるにしても、両者の地盤も目標も、実は同一の事柄なのである。ただその方法だけが相違するのである。
という(1956年の井島勉)氏、、、

2013年現在の書作品展、、、自己の生命的自覚を賭ける作品に対して、、、審査をするということが行われる「書道展」、はたして、独創的であり創造的であ ることを、、、我を忘れて見入るということが彼はできるのだろうか、、、対象の美を、、作品を、、、鑑賞を、、、重要なのは、、、 とは、50年も前の(井島勉)氏のことばなのだ が、、、

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