捩じりとは、
筆(穂)の形(円錐)について考えることです。書の線の粘り・強さ・渋さが味わえます。毛筆の穂の形は命毛を頂点とする円錐形をしていますが、丸い穂の全面をつかえば三百六十度の捩じりです。穂先に加える力、紙面に接する穂の角度と捩じる速度、捩じる方向、捩じる方法は無限にあるといえます。、、、一定した考えはつまらない、一定した運筆もつまらない、無限にある運筆が面白い、、、(可比丹)

左右の捩じりを筆で表現したもの
筆で表現する力強い線を説明するには、紙縒(こより)で考えるとよくわかります。すぐ切れる紙も、紙縒(こより)を捩じる(回転を加える)ことによって力強くなります。(可比丹)
●紙縒(こより)をつくって、捩じりを体験

いろんな種類の紙を使う。

指先の力が緩む?力を入れすぎて切れる? 緊張感のある、強い線ができたかな?
●紙縒(こより)をつくってみて、事務局小林的意見
・細い円柱を指先で造形?
・紙をぴんと張った緊張感?
・指先で細かく丸める指の力と、集中力を途切れさせない?
●会津八一の書論より
できないことではあるけれども書の線をハサミで切るとその断面は円形だ

紙縒(こより)を捩じり、ハサミで切ると断面は円形(2次元から3次元)!。会津八一の考える書の線と同じになった。
金属四角形を捩じることで、線を強くする「筆意」を表現
筆で表現した線は円柱、捩じるとさらに強くなる!!!
※可比丹(カピタン)
ポルトガル語capitanoの音訳「甲比丹(カピタン)」。
「甲」は音が同じの「可」にしたとのこと、意味するところは「船長、キャンプテン」。
北川先生、「可比丹カピタン」の雅号で立体象書研究会のキャプテンです。
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