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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

菘翁・鳴鶴先生叢話・天来翁書話

貫名菘翁(安永七・1776~文久三・1863)の「書」については、鳴鶴先生叢話のなかで、「、、、筆意蒼勁甚だ妙味のあるものであった、、、」という日下部鳴鶴(天保九・1838~大正十一・1922)がいた。
その鳴鶴の門下には、比田井天来(明治五・1872~昭和十四・1939)がいた。
―昭和十三年十一月廿六日發行 「天来翁書話」 定價金四圓五拾錢 發行者 田中成軒―のなかで、菘翁の「書」について、天来は次のように説明している。
  貫名海屋は、八十六歳の長寿を保った人で、其の一生涯を通じて最も努力したのは書道あったにも拘はらず、其の晩年に至っても當時の鑑識家に其の技倆を觀破して眞に敬服したものが二三人位はあったかどうか其れすら少々疑問である。想ふに其の當時の書家仲間及び一般からは米庵よりは餘程下った書家位に見られてゐたやうである。、、、つづく
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菘翁の「書」に敬服した日下部鳴鶴(天保9~大正11)がいて、当時でも菘翁の伎倆が分かるのは2、3人だろう、という比田井天来(明治5~昭和14)がいる。「書」についての、幕末~明治~大正~昭和です、、、
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