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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

立体象書研究会書法研究、徳島・菘翁美術館

鳴鶴先生叢話のつづき、、、―海叟用筆―より、
、、、海叟とは海屋の別號である。此間雲涯が一枝の筆を携へ來て、是は菘翁の用ゐた海叟用筆で、丹波龜岡の垂水松齊の所藏である、松齊の先考が菘翁から贈られたのを、大切に保存して蟲一つ入れない、夫を山本竟山が借りて示せるを、、、毛は鹿の夏毛を用ゐ長鋒の製にしてある、軸簽は赤色であって、篆書海叟用筆と刻したのを押してある、菘翁晩年の書を見れば、此筆を使用下ものと思はれる。、、、菘翁は筆に就いて種々研究し、自ら筆を製して見た事もあるさうだが、どうも甘くゆかぬので、筆は筆屋で無くてはならぬと申したとのことである、それ位に熱心であったから、不自由なる世の中に生まれて、佳帖を集め、筆も他より進歩したものを製せしめたのである。、、、とある。

書の「筆」というと、―市河米庵ー「米庵墨談」にも下の図のように、沢山の筆を収集していることがわかります。
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