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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

高村光太郎 美について 

4回にわたって高村光太郎を紹介しています。彼は、彫刻家、詩作のほかに評論を行っていますが、その中で書の造形についてとてもよい文章を残しています。

今日のタイトル ― 「間(ま)」―

良寛
(立体象書研究会リーフレット)
「良寛の書の楽しさ、面白さ、自由さは、筆意を立体にした間(ま)の表現にあります。」
高村光太郎(立体象書研究会リーフレット)
布置構造のメカニズム(点画と考えたい)
感覺的意識傳達としての知性的デフォルマション(知性的変形と考えたい)


63回毎日書道展・可比丹作「情」字、於 国立新美術館
じっと見てみてください、間(ま)があり文字「情」が浮かび上がってきます。


(良寛の空書のリズム、バランスは、軌跡を平面にすると、あれ?なんでこんなところから点、線を引くのという疑問を感じてきます)
ここで、光太郎のいう布置構造のメカニズム・感覺的意識傳達としての知性的デフォルマションという視点で良寛の筆意、良寛の間(ま)を考えてみましょう!

間(ま)を立体(3次元)で考えたとき謎が解ける!


ブログに対して、コメントいただきました。
昨日の高村光太郎や良寛の言葉、書のリズムとバランス考について
☆とても わかりやすいです。
☆ 平面ではなく 空に飛行機に乗って字を書く感覚ですね。

ありがとうございます!
ぜひ操縦士になった気持ちで、空に字を造ってみてください

弱輩のためこの日記の誤字脱字等々コメントにて訂正いただけますよう

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