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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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≪甲骨文字≫書の芸術的表現のはじまり、、、?

● 筆で書き、刀で刻した甲骨文字の凹凸という表現は 2.3次元、2.5次元?

、、、出土資料・古典の書は時空を超えた4次元の世界!としましょう。
漢字の一画一画の線のそもそもは、存在(3次元)を意味するもののはずなのですが、いまの書人の書く書は、どうも書の表現を平面(2次元)として考えているのではないでしょうか?

、、、古人は、存在(3次元)を文字としての造形をなすために、どのように考えどのように表現をしたのだろうか?古人の感性で表現されている文字造形が、甲骨文として甲骨等に線刻されている。「3次元を→2次元に表現すること→古人の造形力」

、、、甲骨文(殷代-盤庚 安陽殷墟に遷都1400BC?)は、文字を筆で書き、書いた文字を刀で刻した、、、(立体象書研究会会報第9報より 可比丹)


・鹿頭刻辭(臺北 中央研究院)                                      ・殷墟獣骨墨書(臺北 中央研究院) ~書道全集より~

、、、この、刀で刻した線表現の甲骨文字についてですが、なぜ?なぜ?なぜ?と想うのです。なぜ筆で書いた線をさらに刀で刻したのか?線刻の行為は、なぜ?占卜に必要であったのか、なぜ凹凸という表現?を、これを書の芸術的表現のはじまりとして考えたいと思います。 刀で刻す、つまり線刻ということは、甲骨の平面に凹凸を表現すること、刻した線の凹は3次元までには至らないけれども2.3次元、2.5次元?になっているということです、、、

、、、すべての存在(3次元)をそのまま存在として表現するための行為が毛筆による線であり、さらに加わる存在の意識が刀による線刻である。 したがって、甲骨文字の毛筆による線、刻する線一画、一画の線は、存在の意識であり、始まりと終わりの筆意(3次元)で表現する書への一歩である、、、(立体象書研究会会報第9報より 可比丹)


●作品名、クレオパトラが座れなかった椅子  「母」~甲骨文より~ 可比丹作

「見て、触れて、座れる」!存在としての意識!立体象書!

 ※ 可比丹(カピタン) ポルトガル語capitanoの音訳「甲比丹(カピタン)」。
「甲」は音が同じの「可」にしたとのこと、意味するところは「船長、キャンプテン」。
北川先生、「可比丹カピタン」の雅号で立体象書研究会のキャプテンです。
ブログにも登場します!

 ※ 弱輩のためこの日記の誤字脱字等々コメントにて訂正いただけますよう
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