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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

―「書」を書くこと―菘翁・天来翁書話

下図、昭和五年三月三十一日發行・
題簽―「菘翁先生浣花帖」 (白文印)瑛字子修・(朱文印)雪峰― 發行者、發行所 岩越 雪峰とある。
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、、、つづき、この天来翁所話のなかに、「中風症と藝術的書道」とあり―學者も讀め政治家も讀め愛國の士は必ず讀め―とありますので、ページを続けています、、、此病氣の沿革を尋ね、、、端なく筆道に於ける戰國時代を現出、、、
―さて此の病氣は
何病であるかと云えば、「習氣病」と名づくるのみである。習氣のことは古人筆論中にも
少しは散見して居るが、具體的に論究した人は一人も無いのである。其病源を始めて發見したのは鎌倉書道病院の研究室(天来)である。歐米諸國において未だ此の病源を發見したと云う報告がないから、先以て世界に誇るべき大發見であると云はねばならぬのである。
此の病菌は啻に筆道ばかりでなく、詩歌文章繪畫彫刻は勿論、總ゆる學門藝術より政治經濟有りと有ゆる方面に蔓延して、終には國家の基礎をも危くする實に恐るべき黴菌である。、、、つづく
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