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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

―書を書くこと―菘翁・天来翁書話

下図、大正五年廿八日發行・正價金貳圓五拾錢、 
 書者 故 貫名苞、 發行所 西東書房 題簽剥離? 「菘翁先生浣花帖?」                                                     
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、、、或る點に於て一段の進境があったに相違ない、、、と天来はつづける、、、斯の如き確定的の理論に反對してまでも、後世の藝術的書家に警告せざるべからざる程に、彼等は他の病氣の爲に苦しめられて、殆ど瀕死の状態にあるからである。
此病気の沿革を尋ねて見ると、書道の大に全盛を極むべき筈の唐の中葉頃から蕃殖力が愈々烈しくなり、歴代大家の繼承者として教錬された筆道の勇將猛卒も、此の病気の爲に遂に儚き最後を遂げ、漢晋以來王右軍の徒が築き上げた筆法に於ける王道とも稱すべき正しき道は、茲は一段落を畫し、宋の蘇黄米等三家の徒をして擅まに覇権を爭はしめ、端なく筆道に於ける戰國時代を現出したのである。 さて此の病気は何病であるかと云えば、習気病と名づくるのみである。天来翁書話  つづく、、、

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