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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

―「書」を書くこと―菘翁・天来翁書話

下図、大正元年十二月發行、大正十二年一月再販發行。 
 題簽「貫名先生行書前後赤壁二賦帖 、八十翁卓藏題籤?白文印(小林)朱文印(卓臧)」
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、、、天来翁書話に、
習氣病より発生する所の毒素は芸術を俗了し、代議士を党派根性にし、官吏を杓子定規にし、教員を蓄音機にし、、、(大正10年)
また、晩唐書道の衰頽(下)に
、、、書道の生命たる、性情陶寫の大意義を没却して筆意の讀むべき無く、性情の尋ぬべき無く、書は只文意を解し詩情を傳ふるの記號たるに過ぎず人も之を怪しまず、書家もまた甘んじて自ら小としたのである。若し書道の内容が斯の如くなれば吾輩は書道撲滅論者の一人として、毛筆廃止論者の一人として、大聲疾呼することを辭せぬのである。、、、(大正8.9年)、、、つづく

可比丹(カピタン)より
*100年前になろうとしていますよ、、、性情陶寫(せいじょうとうしゃ)を!筆意(ひつい)を!習氣病より発生した毒素を!「天来翁書話」のこのことば。
、、、書に携わる皆さん、筆意もない性情もない、文意を解し詩情を伝える記号(書)を教えている皆さんへ!
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