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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

―書といふものは面白いのであります―

書を語る 2 1988年3月25日 第3刷発行・二玄社
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書の芸術性とはなにか   宗左近(詩人)より、~つづき~
、、、書の芸術性という問題は、ここからおこる
 戦後三十年、日本の書壇におけるテーマは一つしかない。すなわち、いかにして書を現代芸術たらしめるか。
 そのためのすべての企てが行われた。それは一口にいうと、文字の絵画化である。そしてこの場合の絵画のお手本は、西欧の二十世紀前半における前衛である非具象作品であった。
 そして結果はどうであったか。
 見るべきものさらなし、とは必ずしもいえないかもしれない。書の閉鎖性が打ち破られとことは事実なのだから。一種の開放感はたしかにうみだされた。ただし残念ながら、書の前衛のチャンピオンの作品でさえもなお、西欧はもとより日本の絵画の非具象作家のほとんどの作品よりも、迫力においてはるかに劣った。
 だが、それは、なぜなのか。、、、つづく

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