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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

”書といふものは面白いのであります”

下図、書を語る 2 1988年3月25日 第3刷発行・二玄社
p12.JPG
そうさ、こんちくしょう」―が、宗左近(詩人)の由来という。
書の芸術性とは何か―として、
 たとえば俊芿(しゅんじょう)、道元、大雅、良寛、こういう人物の書を前にするとき、わたしは深くて激しい感動におそわれて、自分で自分をどうしていいかわからなくなる。
 この感動の内容は語りにくい。ここでは、わたしが社会のなかの、また歴史のある時期のなかに組みこまれた人間であることから、わたしを解放して、地球上の一個の生きものであるところに還元させてくれる働き、それがこの感動の実質である、とだけいっておく。
 この感動は、わたしの埋没している日常世界を一挙に砕いて、わたしを非日常世界へとつれさってゆく。書は、宇宙感覚とでもよぶよりほかはない電光を放射してきて稲妻型にわたしを引きさいてゆく..........。
 書というものは物凄いエネルギーを内蔵しているのだなあと、つくづくわたしは感嘆する。そしてこうゆう感嘆を与えないものは、どこの誰のものしたものであろうと、それはわたしにとって、決して書ではない。、、、つづく、
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