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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

”書といふものは面白いのであります”

下図、書を語る 2 1988年3月25日 第3刷発行・二玄社
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書の芸術性とはなにか   宗左近(詩人)より、
、、、話を表意文字だけに限るとすれば、半具象半抽象の漢字は、その半ばはこの殺戮の刻印であった。そして、あと半ばは、この殺戮を行う巨いなるものへの祈りと畏れ、または告発の運動の軌跡であった。だからこそ、そこには宇宙感覚が蓄電されてみちみちていた.........。 
 言霊(ことだま)信仰とは、この宇宙感覚のよびおこすものにほかならない。
 文字は、必ずいみを、つまり対応する事物をもっている。犬という文字は、猫という動物をさし示すものではない。しかしまた、イヌという動物をさし示すだけのものではない。プラス・アルファをもつ。あたりまえのことである。
 犬を描いた絵はイヌという動物をさし示すだけのものではない。プラス・アルファをもつ。これもまた、あたりまえのことである。 
 しかし、犬の文字と犬の絵の場合のその二つのプラス・アルファの間には、どういう相違があるであろうか。
 文字のプラス・アルファは、宇宙感覚である。、、、つづく

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