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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

”書といふものは面白いのであります”

2013年2月23日、午後の東京国立博物館、略して(東博)、、、、
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「特別展・書聖 王羲之」、東博の入口

大正十年、「比田井天来」は―中風症と藝術的書道―に、こう記している、、、、

、、、如何なる處に此の習氣病の黴菌は、栖息するかと云えば、他の黴菌と同樣である、流れぬ水に蕃殖するのである。書道に於ける流れぬ水とは、勉強せぬ人を云ふのである。又日光に當らぬ處に蕃殖するのである。書道に於ける日光に當らぬ所とは、古人の光線に消毒せられない處を云ふのである。如何なる人が此の黴菌に侵され易いかといふと、古を温ねて新を知ることの出來ぬ人である、日に古に又日に古に溯ることの出來ぬ人である、日に新に又日に新なることの出來ぬ人である、能く古に能く新に、古を以て新となし新を以て古となすことの出來ぬ人である。
 吾輩から觀察すると、後世の書家は大概此の習氣病に罹つて居る、啻に書家ばかりでない。現代の總ゆる方面を見渡すと、畫家も學者も、官吏も會社員も、政府も政黨も、多數の者は此の習氣病に罹つて居るのである。、、、とある

大正十年(1921)の現代、~平成二十五年(2013)の現代、さて、この習気病は???

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