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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、「道人の風貌は佛の裏の美まで見とおす眼ざし」、、、

只今、立体象書作品制作中‐磨きの段階‐背面より写す、
・・できないことではあるけども切ればその断面「線」は丸い・・・
・・切らずとも「書線」の断面は丸い「筆意(3次元)の造形」・・・

p.311.312、 ‐風貌と性格‐
、、
、 たまたま論客があらわれると、激論をはじめ、「そんな言葉が、唐代の文献のどこにあるか」と言ったりした。おそらく、道人の風貌は一度逢えば忘れがたい偉丈夫であり、いつでも人々を惹きつける中心であった。道人のこととなると、大喝激怒が特徴のようであり、話題となるが、字学などの話になると、いかつい顔に佛のような和やかなやさしさを浮かべて語った。教員室のテーブルや床にまで、チョークを大ぶりに動かして字を書き、白粉が膝や肘にこぼれ落ちても一向意に介しなかった。アイルランド文学研究家尾高庄太郎は「道人の風貌は佛の裏の美まで見とおす眼ざし」と言っているのは、けだしうがった把握というべきであろう。
、、 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄・発行所 恒文社
できないことではあるけれども切ればその断面は丸い、と「書」をみる道人。


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