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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

、、、俊乘上人像のような顔へまで持ってくることは、たいへんな努力だったに違いない、、、

只今、立体象書作品制作中‐上面より終筆部分を写す、
・・できないことではあるけどもその断面「線」は丸い‐秋艸道人・・
・・切らずともその断面は丸い「書線」‐筆意(3次元)の造形‐・・・

p.310.311、 ‐風貌と性格‐
、、
、その風貌は複雑をきわめる。感情の振幅がはげしく、そのたびに表情が動いた。ある人は鼻のない象のような顔といい、道人自身、東大寺の戒壇院の廣目天を自認している。吉野秀雄は「青年時代の写真を見ると、瀟洒たる貴公子みたいなのがあるが、そういう顔を、五十代、六十代以後の南蛮鉄のような、鬼瓦のような、東大寺戒壇院の廣目天像のような、俊乘上人像のような顔へまで持ってくることは、たいへんな努力だったに違いない」(やはらかな心)と言っている。たしかに、道人の容貌は沈鬱な北方型であり、はげしい感受性を内に秘め、頑強と繊細さとをもっている。
、、 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄・発行所 恒文社
できないことではあるけれども切ればその断面は丸い、と「書」をみる道人。


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