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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、これらの木簡にみられる簡古素朴で、率直な健康さはどうであろう、、、

下図、文字の文化史 藤枝晃 岩波書店 ‐1978年 第8刷発行‐
p.62、‐木簡の発現‐、、、1907年、イギリスの探検家・考古学者オーレル・スタインが、その第二回中央アジア探検のときに、中国辺境、敦煌の町の北側に走る漢代の長城の遺跡を調査するうちに、当時の見張り台の址から、これを発見した。、、、
p.63、図24 綴じた木簡(部分、居延出土、『居延漢簡考釈』より)

NO.46 7(JUILLET)1955 BOKUBI「墨美 特集 触覚性」
 ニジェリアの絵画と木簡 ―その心性と触覚性―木村重信
  昨日のつづき、p.7、、、私は木簡の図録を丹念に眺めた。これらはすべて、先にも言ったようにあくまでも実用的な目的にもとずいて書かれたものであった。筆者は必ずしも文字の造形的な美しさを求めたのではなかった。しかしこれらの木簡にみられる簡古素朴で、率直な健康さはどうであろう。木簡を作った人々にとっては、現在の我々が書道芸術とよんでいるものは関知する所のものではなかった。しかし関知しなかったという事は、木簡に造形的な美しさがないという意味ではない。それはつまり、彼等が自ら携っている仕事と、切りはなされたものとして、考えられる事がなかったという意味なのである。、、、という 木村重信氏 (1955 BOKUBI)、つづく
......1955年現在、書の造形的な必然性をいう木村氏、、、2014年現在、自ら携わっている筆者達の「造形的な美しさ」においては、この率直な健康さはどうであろう、、、......

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