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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

、、、しかも、蔭にまわって悪口を言い、陰険な工作をする人間に比べたら、、、

下図、可比丹臨書‐漢代木簡‐
-羊毛長鋒筆(径5㎜長85㎜)-
-筆の開閉-
・・・人人人.....、怒りは美徳ではないかもしれぬ。しかし....・・・

p.323、 ‐ 自省 ‐
、、
怒りは美徳ではないかもしれぬ。しかし怒りを抑え、言うべきことも言わず相手に妥協し、いつもものやわらかに人と対応し、場合によっては相手の気をそらさず、しかも、蔭にまわって悪口を言い、陰険な工作をする人間に比べたら、どんなに人間らしいかしれない。道人は工作や妥協をもっとも嫌ったし、そういうことのできない一本気な性格であった。だから、上辺だけ真面目な様子を人に見せ、本当は媚びへつらい下には高慢な人間をひどく嫌った。門下生にたいし、「その人の面前で、欠点を叱る。しかし、本人のいないところでは、その人の長所をいうことにしている」とつねづね言っていたが、事実そのとおりにしていた。 、、、
 ‐  「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 

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