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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、ただ美の極限を求め、そこにはいってゆくもののみにゆるされる世界である、、、

下図、-台東区立書道博物館-中庭 中村不折 胸像
・・・p.1.2.
‐ 自序-六朝書道論-中村不折 井上靈山 共譯-、、、空海道風の崇拝時代には唐碑以外は殆んど見る所なく又知る所なく、六朝書の如きは數々翻刻せる黄庭經樂毅論等を目覩したるに過ぎざるものゝ如し、今や然らず、漢魏六朝碑を合して四百種を觀得るのみならず、近來墩煌に於て發掘せられたる幾多の墨寶は實に漢魏六朝の肉筆其者にあらずや、之れを唐碑の重刻屢翻のものに比し來らば霄壤も啻ならざるの感あらん、美術家の最後の叫びは『自然に歸れ』の一語に在り、よは思ふ、書道に於て漢魏六朝碑に向つて所謂る自然の尋ぬべきもの多々なるを、、、大正三年一月初三  中村不折識 ・・・とある

p.46、Ⅱ 短歌作品とその変遷 鹿鳴集の世界 南京新唱
、、、 はじめは滅びゆくものへの哀惜の想いに身をひたしたであろう。やがて懐古の想いと復元の熱情が生まれ、永遠の沈黙の中で多様なみほとけの世界が道人を導いてゆく。それらすべて、あれこれの個々の現象ではなく、ただ美の極限を求め、そこにはいってゆくもののみにゆるされる世界である
、、、
 ‐ 「會津八一とその芸術」‐ 昭和52年6月 30日 3版発行・著者 植田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 早稲田大学出版部 

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