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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

、、、今世紀の初め、中国甘粛省の敦煌の郊外や新疆省のニヤ、楼蘭の、、、

下図、定本書道全集‐第3巻、
‐西域出土木簡その他の書蹟‐昭和二十九年發行‐河出書房‐p.1、
(上)タクラマカンの高い砂丘を越えて行くスタイン博士中央アジア探検隊
(下)千佛洞

NO.46 7(JUILLET)1955 BOKUBI「墨美 特集 触覚性」
 ニジェリアの絵画と木簡 ―その心性と触覚性―木村重信
 p.6 、、、今世紀の初め、中国甘粛省の敦煌の郊外や新疆省のニヤ、楼蘭の故地などを各国の学者が探検した。スウェーデンの地理学者スウェン・ヘディン、ハンガリー人でイギリスに帰化しインド政府に聘せられていた考古学者オーレル・スタイン、西本願寺の探検隊などが著名である。木簡とは、彼等が右の地方で発掘した木札文書のことである。それは主として前漢から東晋へかけての文書であるが、当時まだ紙がなかったか、それとも非常に貴重であったので、木のうすい板に文字が書かれた。それには長短広狭いろいろあるが、幅一センチ長さ二十三センチ位のものが最も多い。二十三センチは大体漢の一尺に当たるが、この一尺の木簡(言葉の正しい使用から言えば竹簡に対して木牘と称すべきだろう)に書写した事の名残を今も尺牘という語にとどめている。、、、という木村重信氏(1955 BOKUBI)、つづく
......1955年の現在、書の造形的な必然性、肉筆資料から......

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