忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

、、、今日まで美学が書の美的性質を研究しなかった事に対して発した警告、、、

下図、複製品‐竹簡‐
「中国湖南省長沙近郊古墳出土戦国竹簡」

NO.46 7(JUILLET)1955 BOKUBI「墨美 特集 触覚性」
 ニジェリアの絵画と木簡 ―その心性と触覚性―木村重信
 p.6 、、、我々は眼を転じて木簡を見よう。書について想起されるのは、かってグロッセが、今日まで美学が書の美的性質を研究しなかった事に対して発した警告の言葉である。彼は皮肉たっぷりに次の如く言う。「如何なる他の材料よりも豊富であり、若しくは近づき易いものであるこの材料の(書を指す)比較研究が、凡ての階級や民族及び時代の趣味についての知識に甚だ価値ある貢献をなすであろうことは明かである。しかしいうもでもなくこの考えは、深遠な理論や実験に没頭する美学者をして、これがために僅かの時間すら割愛せしむるには余りに平凡なのであろう」と。六十年前にグロッセの言ったことが、そのまま現在にも通用する。自らを省みて感なきを得ない。、、、という木村重信氏(1955 BOKUBI)、つづく
......1955年の現在、書の造形的な必然性を、という......

Copyright (C) 2009-2014立体象書研究会 All Rights Reserved. 無断での盗用,転載など類似の行為を禁じます。使用等に関しては,必ず連絡ください。

拍手[7回]

PR