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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、伝統からの解放、芸術性の恢復を強く思念し始め、、、

下図、羊毛筆長鋒の濃墨「捩じり」による墨線‐木簡「不」字臨書‐下部、

1952年の現在、第十八號 墨美 ‐p.2‐より、
―諸芸術の独立と限界について 井島勉―
 昨日のつづき、第一に、永い伝統の過程のうちにいはば保守的な沈殿状態にある各分野が、熾烈な芸術的自覚をもつて、伝統からの解放、芸術性の恢復を強く思念し始め、それが結果的に各分野の慣用的な限界を逸脱する観を呈するに至つたこと。第二に、いはゆる民主主義的解放が、世界 観と生活感情の全領域に顕著な欧米主義を招き、従来、創造精神の比較的貧困であつた伝統的な造形芸術の分野では、こぞつてモダン・アートの中に強い魅力と 範例性を見出さうとし、その結果、各分野の越境、従つて又各分野の接近といふやうな現象を招来したことである。
 もとより、この二種類の事態は、互に無関聯なのではなくて、むしろ互に動機づけあうといふやうな、密接な間柄にあるものではあるが、しかしそれぞれの意味の根源から見れば、やはり内在的および外来的という二種類の動向として区別することができる。、、、とある、つづく

......芸術は常に新しい創造であるべきなのだから、、、という井島勉氏......

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