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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、内部で激昂してくる感情は純粋に芸術的なもの、、、

下図、可比丹臨書‐漢代木簡‐
-羊毛長鋒筆(径5㎜長85㎜)-
-筆の開閉・・・緊張と融合・・・
-筆管の右二文字、-「小人」-
-p.30‐論語-中国古典名言事典-諸橋轍次-講談社-昭和四十七年発行-君子(くんし)は義に喩(さと)り、小人(しょうじん)は利に喩(さと)る。<子曰>、君子喩於義、小人喩於利。-物事を処理するにあたって、君子の頭にまず浮かぶのは、自分の行動が義にかなっているかどうかということであり、小人の考えることは、まず損得である。-とある

p.321、 ‐ 厳格 ‐
、、
道人の怒りには深い理由があり、すべて教育的配慮があったと見ることも間違いではないかもしれないが、それは一面的である。雷雲のような緊張がつづくこともあり、思いがけぬ不機嫌が爆発することもあった。多くの弟子や知人は、それに耐えた。大抵の場合は、道人の方から書や手紙を送ってよこし、関係は旧に復するのである。混沌とした情熱、美の琴線に触れて鳴り出づる歌や造型の未発のものへの探求、内部で激昂してくる感情は純粋に芸術的なものがあり、さまざまな要素が緊張と融合をつづけ、抑えきれなかった。、、、
 ‐  「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄・発行所 恒文社 

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