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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、小生の書は、全くの我流なれども、若し何か影響を與へたるものありとすれば、三代の鐘鼎文の筆意にて候、、、

下図、・三代吉金文存‐全四冊
1971年8月初版‐著作者 羅振玉類次‐印行者 株式會社中文出版社
・‐p.951‐中国書道辞典‐中西慶爾編‐木耳社‐
「羅・振玉」(清・同治五~民国二九1866~1940)、、、その学はすこぶる広汎にわたるが、特に考古金石の学に精通し、甲骨文字解読の先駆者となり、また敦煌遺物の研究、その他考古資料の蒐集解明など、支那上代文化研究に貢献するところが少なくなく、その功績の偉大さは前古殆んど比類がない、、、

p.260、 ‐書境の開拓‐
、、、「書は唐に及んで堕落した。どうしても、三代から漢のあの氣持と手法を体得しなくてはいけない」と道人が断言するようになったのも、この村荘の時代からである。「小生の書は、全くの我流なれども、若し何か影響を與へたるものありとすれば、三代の鐘鼎文の筆意にて候。即ち古籀(ちゅう)文の筆意を以て行草をつくるものにて候」(大正九年一月三日、式場益平宛)と述べ、「古篆の結構落筆を行草の間に出すといふことは、小生先年來しきりに相唱え候ことにて.......」(大正十一年三月十七日、逍遥宛)と語り、折にふれことあるごとに三代の金石文の素朴で力のこもった書風を讃えている、、、 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄・発行所 恒文社

-「墨線」を-できないことではあるけれども切ればその断面は丸い、という道人-


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