忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

、、、現代の日本の書道界で一流はどんな人だろうか、、、

―魚― 
下図、
花紋磚上的魚紋圖案
p.30、圖版6 ・三國時期花紋磚圖案 
‐中國圖案大系‐第五巻-魏晋南北朝-張道一主編‐美工圖書社‐
・・・
できないことではあるけれども切ればその断面は丸い―秋艸道人・・・

p.337.338、 ‐ このころの講義ぶり ‐
、、、わしの話が少しは分るだろうか、少しはましなのがいるだろうか、、、それは、六十を過ぎた老人にはめずらしい好奇心であった。、、、黒ずくめの洋服は、東洋美術の参考品を収集するための、極度の質素によることは先に述べた。道人は巨体であったのですべてレディーメイド は駄目で、横浜の居留地の出ものを専門に扱っている芝の日蔭町の古着屋へ買いに行って間に合わせた。、、、ある日、教員室の昼休みに、詩人日夏耿之助はじめ数名の先生が集って現代の日本の書道界で一流はどんな人だろうか話し合っていた。すると、後の方で「おれだよ」と声がする。日夏が耳をうたがって、「エ、誰ですって」訊ね返すと、「會津八一だよ」と言ったので、暫く言葉を出す人がいなかった。日夏耿之助は「転身頌」、「黒衣の聖女」などで若くして詩壇に雄飛した天才気質の人である。その日夏が唖然としたという。、、、
 ‐  「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 

拍手[9回]

PR